鶴ビジ

★吉峯 英虎さま~著書ご紹介

著書:

「酒を愛し・酒に学ぶ」

日本酒業界が縮小を続けています。消費量はこの50年で三分の一以下に激減し瀕死の状況です。テレビや雑誌では居酒屋探訪とか蔵元訪問とか結構露出が多い気がします。しかし消費量全体の底上げになっていません。これらの取り組みが、日本酒市場全体の刺激策ではなく、希少価値や先進的蔵元の話、つまり一部の供給側の特別なニュースだからだと思います。国酒というには、「多くの人々が、折につけ、たくさんの消費をする」ことが必須ではないでしょうか。

そこで5年ほど前に決心して、大好きな日本酒の応援と称し、なるべく「たくさんの日本酒の銘柄を飲むトライ」を、一人で黙々とおこなってきました。特定の銘柄や蔵の話ではなく、飲んだことのない日本酒を片っ端から飲んで銘柄を積み重ねていくという馬鹿馬鹿しい取り組みですが、日本酒復活の為の、他と異なるアプローチと信じ、兎に角やり始めたのです。

途中経過ですが先日1000銘柄まで達成しました。約5年での達成です。それをきっかけに、折々に書き留めておいた拙文を一冊にまとめてみました。日本酒の一つ一つをご紹介する本ではなく、上記取り組みの中で小生が感じたこと、思っていることを書き綴った本ですので、昨今の「即役立つ」とか「お勧めの日本酒」とかのマニュアル本ではありません。

引き続き2000,3000銘柄まで取り組みを継続するつもりです。お大師様との「同行二人」でもいいのですが、やっぱり酒飲みの仲間「百人・二百人」と一緒なら勢いがつきます。日本酒党の皆様に、あちらこちらでこの取り組みを盛り上げていただき、たくさんの銘柄を飲む運動が日本酒復活の一助にでもなればと思っています。

無名の書き手で、たくさん本を売った実績もないので、店頭には並べてくれません。しかし有難いことにAmazonでは、取り扱ってくれています。本のサプライチェーンのトランスフォーメーションもどんどん進んでいます。

鶴丸のそうそうたる先輩諸氏の立派な本の中で恥ずかしいのですが、よろしかったらお読みいただき、ご指導いただければ幸いです。

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