【飲食店レポート第3回】「薩摩の里」2018.10.20

つけあげ、がね天、にがごい炒め、べ(ばい貝)…メニューにも妥協のない鹿児島弁が連なる「薩摩の里」は、高田馬場駅から早稲田通りを、学生の喧騒とは反対の方に歩くこと約5分のところにあります。

暖簾をくぐり、引き戸を開けて一歩入ると、西郷どん展や知覧の観光ポスター、鹿児島弁指南書、そして焼酎のボトルに囲まれた、鹿児島愛あふれる空間が。
焼酎のラインナップは白波から魔王まで約30種。お好きな芋焼酎をロックで楽しめます。ボトルキープもOK。

お料理は味も盛り付けも丁寧で、特にコロンとしたつけあげは弾力強め、甘さ控えめ、すり身のうま味を感じる絶品。一皿300~600円とリーズナブルで、いろいろな郷土料理を楽しめます。

忙しいのに無理やりソファに座らされ、写真撮影を強要されたのは、背が高くて笑顔が爽やかなアルバイトの末吉君。鶴丸高校を三年前に卒業したばかりの早稲田大学2年生。ほかにも甲南高校出身のかわいい女の子のアルバイトもいるとか。

奥の厨房で、厳しいまなざしで料理を作っていた大将ですが、帰り際にはカウンターに出てきて「また来てくいやんな」と人懐っこい、丸い笑顔。「また来るからね」と言いたくなる、ここはまさに薩摩の里でした。

文:馬場雪絵

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